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タイトルバック/僕が住んでいた頃の三津浜/土山啓一

重症心身障害者の身体の動きを解析し その意思を言葉に変換します

以心伝心

「以心伝心」は、志エンボディ合同会社が愛媛大学と協働で開発を進めている、重症心身障害児者のための革新的なコミュニケーションツールです。このツールは、重症心身障害者の身体の動きを解析し、その意思を言葉に変換してメッセージを再生することができます。

日本では、重症心身障害児者の数は約43,000人と言われています。重症心身障害とは、重度の肢体不自由と 重度の知的障害が重複した状態を指します。障害状態の特徴も様々で、言葉がうまく出なかったり、思うように身体が動かない環境で毎日を生きています。このため、本人の意思を発声や身体運動の軌跡から読み解く必要があり、家族やベテランの支援者以外ではコミュニケーションが難しいという課題が存在します。

アプリのメニュー画面を表示しています

特 徴

「以心伝心」は、重症心身障害児者の身体の動きを解析し、ユーザーの意思をスマートフォン等で言葉に変換し、メッセージを再生できるコミュニケーションツールです。これにより、重症心身障害児者が簡単に意思表示できるようになります。

アプリ内の地図が表示されています

技術の概要

「以心伝心」は、先進的なセンサー技術と機械学習アルゴリズムを活用しています。これにより、ユーザーの微細な身体運動を正確に検出し、その動きのパターンから意思を解読します。解読された意思は、リアルタイムで言葉に変換され、メッセージとして再生されます。このツールの最大のメリットは、重症心身障害児者が自分の意思を簡単に表現できることです。これにより、日常生活の質が向上し、家族や支援者とのコミュニケーションがスムーズになります。また、ユーザーが自立した生活を送るためのサポートにもつながります。

今後の展望

「以心伝心」は、今後も継続的に改良が加えられ、より多くのユーザーにとって使いやすいツールとなることが期待されています。将来的には、さらに高度なセンサー技術やAIを取り入れ、ユーザーの意思をより正確に解読することが可能になるでしょう。また、国際的な展開も視野に入れており、世界中の重症心身障害児者に対して支援を提供することを目指しています。

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